業界が成熟していけば、どこかに閉鎖的な部分を持ってしまうこともあるでしょう。介護の業界のように、まだまだ新しい業界であっても、守りに入ってしまうことが出てくることもあります。ですが、介護業界は今後ますます需要が増えるとみられています。社会的に必要な業態だからこそ、公金を使って守っていかなければいけませんが、これが保守的な要因になってしまうこともあるのです。
白井一成という人物は、社会福祉法人善光会を創業する際に、株式会社シークエッジの寄付によって賄いました。その中で、いかに経営を効率化して公金を活用していくかを白井一成は考えたといえます。民間企業では当たり前ですが、持っている経営資源を最適化することによって、経営を健全化させることを考えたといえるでしょう。実際の企業であれば当たり前ですが、業界の流れを危惧しているからこそ、こうした改革も取り入れていく必要があるのです。公的資金ということに甘えるのではなく、さらなる効率化によって、サービスも最適化することができるからです。白井一成が目指している事業とは、民間企業の特色を十分に生かした介護事業といえるでしょう。
常に研究を進めており、高いレベルの事業も計画していますが、そこには蓄積された多くのデータを使用しているといいます。培ってきたデータを生かしていくことは、企業として当然のことですが、介護業界では、感性や経験則によって運営されたり、サービスを提供したりすることも少なからずあるといいます。これまでのデータをうまく生かされることが少なかったともいえるのです。こうした閉塞状況を打破している存在になっているのが、白井一成の設立した社会福祉法人善光会となっています。
介護業界が活性化していくことを望み、この法人では様々な取り組みを行っているといいます。研究も力を入れ、盛んにおこなっているのです。白井一成が創業した当時から生かしてきた、サンタフェ総合研究所では、知見を利用しながら、デジタル化されたデータも分析しています。データをそのまま埋もれさせてしまうのではなく、活用するための手段として解析し、業界にフィードバックできるようにしているのも大きな活動でしょう。事業としても重要な部門であり、研究によって先駆者になるように活動しています。新たな業界へと導く先導者となるべく行動をし、これから先の業界に大きな影響を与えていくといえるでしょう。